誰かと仲良くなるために、色んなトークテクニックを学びたい。好きな人との距離を近づけるために、話術に関する本を読んできた。
もちろん、そうやって技術面を磨くこともコミュニケーション上手への道ではありますが、どう話すかを知っていても、なにを話すべきかをわかっていないと、その技術を活かせないのも事実です。
なので、今回は「モテる人になるための話題の選び方」について話していこうと思います。
「話さえうまければ、どんな話をしてもいいんじゃないの?」──そう思っている方はいませんか?
あえて言い切りましょう。話題選びを失敗すると、どれだけ流暢に話せても相手がつまらなく感じてしまうことだってあるのです。
相手とのコミュニケーションの基礎となる「話題選び」について、どういうものを選べばいいのか、選んではいけないのか、について話していこうと思います。
仲良くなりたいときに、してはいけない話と、するべき話
さっそく結論から話しましょう。仲良くなるためには「行きたい場所に関する話題」を選べばいいんです。逆にしてはいけない話とは「アニメや映画などの作品に関する話題」です。
先に『やってはいけない話』について説明していきますね。
実は、アニメや映画などの作品の話題というのは、距離が生まれる可能性がかなり高い話題なんです。さらにいうと、それが男女の場合だとより顕著になってきます。
実際に想像してみるとわかりやすいかもしれません。例えば、映画の話をするにしても、その作品の捉え方って、人によって違いますよね。自分の好きな作品は、相手が大嫌いなものかもしれません。
たとえ、好きな作品が同じだったとしても、好きなキャラクターが違ったり、見ているポイントが違ったりして、お互いの価値観にズレが生じてしまいます。
それに厄介なのが、そのズレってなかなか口には出しづらいことです。
誰かと音楽や本などの話をしてて「え、そこが好きなんだ……」なんて思った経験がある方は多いと思います。でも、それって口には出しづらいですよね。だからこういったエンタメ作品に関する話題というのは、お互いにズレを生む可能性が高いからおすすめしないんです。
また、男女の場合だと、そもそも脳のつくりが違うことで、作品の捉え方に関する違いが生じる可能性がより高くなってしまいます。
脳科学的にも、作品に関する話題はあまりおすすめしません。こういった話題は、かなり仲良くなってからするようにしましょう。
そして、選ぶべき「行きたい場所に関する話題」についてです。
他には、してみたいことの話でも構いません。仲良くなるための話題選びでは「未来の話をすること」が重要になるからです。
なぜこういった話を選べばよいのでしょうか?──未来の話題は、圧倒的に共感を生みやすいからです。
現実にあるものの話なので、理解できないということがほとんどありません。またそれに対する好き嫌いもないので、お互いにズレを生まず、会話を進めることができます。
また、一緒に行っている姿を相手に想像させて、好感度が上がることにもつながってきます。
人は想像するとき、目の前にいる人をベースして、それにポジティブな方向に想像を働かせます。
なので、行きたい場所の話題を選べば「この人とそこに行ったら楽しいだろうな」という想像を相手がしてくれるので、より関係が近づくことになるのです。
そもそも会話をすることの目的とは?
好感度を上げるためには、どういう意識を常に置いておくとよいのでしょう。1つの正解は「相手との共通点を増やす」ということにフォーカスして、会話を進めていくのがよいです。
なので、共通点を見つける可能性が低い「作品に関する話題」よりも「行きたい場所の話題」の方が、相手との距離を近づける話題といえるんです。
このことを知っておけば、話題選びに失敗することなく、あなたのトークテクニックが輝いて、たくさんの人から好かれるような人になれるでしょう。
それでは、この先もあなたに素敵な人生が待っていることを祈っております。
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